この10年間は相当な上げ相場でした。アベノミクスから始まり、トランプ減税バブルなど、リスクを取っていれば勝ちのような10年間で、リーマンショックをあまり知らない若い人たちも億り人(1億持っている人)になっています。今後10年は平均への回帰により、リターンが下がるのではないかと心配してます。

本題に入ります。先日の記事である人に勧めることができる投資方法では③番目にかなりアグレッシブな運用方法を記載しました。その運用成績についてみてみましょう。

条件;S&P500 3倍レバレッジETF60%、長期米国債3倍レバレッジETF 40%
   初期投資額は10000ドル(ざっくり百万円)
   3か月ごとにリバランス。3か月ごとに2500ドル(ざっくり25万円)追加投資。

さあ、結果に行ってみましょう。

結果は1000000ドル(ざっくり1億円)を超えてます。しかも直近のコロナの影響はほとんど無いような状況です。これは分散投資効果とリバランス効果の両方が入っており、うまくマッチしている例です。リバランスは動きが大きいアセット同士であると、3か月のような短期間のリバランスが功を奏します。そして、米国債と米国株式は逆相関するので非常に相性が良いのです。米国株式が下がれば、米国債は逆に上がってくれます。直近の相関は以下の通りです。

時にフィナンシャルプランナーと称した人が、雑誌で資産分配の例にREITを取り込むことを勧めていたりしますが、株との相関は正なので、相性がわるいのです。基本的には逆相関をアセットとして組むことが最適なのです。

ちなみに今回の投資方法では最高でも₋20%の損失で済んでおり、通常の米国株式100%運用よりもリスクが低く、リータンは3倍以上になっています。年率35%、シャープレシオ1.5という数字で、しかもS&P500のレバレッジですので、必ずS&P500に勝ちます。ファンドマネージャーは不要です。

興味があればどうぞ。