夜な夜なブログを更新しています。
今は夜の10時半。
カップラーメンが食べたくなる時間です。

最近、月末アノマリーという言葉を聞きます。
私はシーズナルなファクターが効きにくいトレードをしているので、
あまり気にしなかったのですが、twitterの皆さんが良く騒いでいるので、
自分の手で確認することとしました。

どうも、月末アノマリーとは、月末に下がりやすいというの現象だそうです。

ただし、下がりやすいと言われても、何時から何時までが下がりやすいのかわかりません。

ここはちゃんと分析する必要があるようです。
何となく、下がりそー、では駄目です。
偉い人が言っているから下がりそう、でも駄目です。
自分の目で確認しましょう。

まずはデータを用意しましょう。
Python で以下のコードを書けばデータは好きな所に保存されます。

本当は、データダウンロードコーナーを作りたいのですが、東証から削除要請あったら嫌なので、止めました。(自意識過剰)

#まずは準備。必要なライブラりをそろえる
import pandas_datareader.data as web #データのダウンロードライブラリ
#日本株のデータをダウンロード。日経平均ETF 1321.Tを使ってみる。
price = web.DataReader("1321.T","yahoo","2015/1/1").dropna()#jpy
price.to_csv('C:/Users/***********/1321.csv',encoding='utf_8_sig')

あとはエクセルでちょこちょこいじって5年分の日にちごとのリターンを計算してゆきましょう。

リターンを確認したのは以下の4つです。

①朝の9時の寄りから15時の引け

②15時の引けから翌日の9時の寄りまで

③朝の9時の寄りから翌日の9時の寄りまで

④15時の引けから翌日の15時の引けまで

①と②で十分じゃん、と言われそうですが、気になったので4パターンにしました。
結果はスタート日基準で設定しています。

結果は以下です。

日中のリターンをみると、どうも月末は下がりそうな感じがしてます。アノマリーの匂いがしますね。
月初もあんまりよくないです。
24日は全くダメです。局所的に売られてますね。
みんな給料日前にお金が足りなくなって株を売るからでしょうか?
なんか、月末になると倒産が多くなり、社長が電車に飛び込むことが多いから電車が遅れるという都市伝説に似ている説ですね。

次に②の結果もゆきましょう。基本的にこの結果はNY株式市場のリターンと相関するはずです。

日本株は夜間が上がりやすいという、オーバーナイトアノマリーがもろに出てますね。ほとんどプラスです。
おぅ、31日だけ大きく下げてますね。アノマリーの匂いがプンプンします。
あとは、26日はメチャ上げてます。25日からに給料日の会社が多く、お金ができるため、皆さんが買うのでしょうか?
なお、アメリカの給料日は第二・四金曜日の月二回方式です。
むむむ、関係あるのかな?

では、①と②の合成値である③の結果は???

31日の下げかたがダントツです。気を付けるのは31日の朝から下げ始めるということ。
前の日からではありません。

では次に時間をずらして、④の引けから翌日の引けまでを見るとどうでしょうか。

③の結果と④の結果はそこまで変わりませんね。

④の結果は①を日程ずらしたものと②の合成値だから、おかしくないか?と聞かれそうですが、実は曜日の影響により、31日の取引日の次は3日だってこともあるのです。31日が金曜日だと。

つまり、もうわかっている人がいると思いますが、営業日で見ないと正確にみる事が出来ないはずです。

ここまで書いておいて、と言われますが、次は営業日で修正した分析をブログに書こうと思います。
何時になるかわかりませんが。

このページを見ているお兄さん・お姉さんはくれぐれも給料が出て31日の寄りから株を買わないようにしてください。
最初から嫌な気分を味わう可能性が高いです。

では。