今、「天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す」を読んでいます。
この本はオプション価格を算定するために発表されたブラック・ショールズの式を発表される前から、この式を使いトレードをしていたエドワード・ソープの自伝です。
自らが語る自伝で、自ら率いたファンドの詳細とトレード戦略について語っています。
この人はブラックジャックにおいても必勝法を論文として発行しており、
ラスベガスでも目を付けれられた人です。
その様子は「ディーラーをやっつけろ!」でも克明に描かれています。
「ラスベガスをぶっつぶせ」という映画にもなっているようです。
ジムシモンズの本でも感じましたが、数学的に投資をする人はやはりシステマティックになります。最終的には全てをシステムに委ねており、自分のやり方もほとんど変わらないのだなと思ってしまいます。
読んでいて非常に重要だと思った部分について引用します。
「私たちが体形立てて分析したたくさんの指標には、過去の株式のパフォーマンスと強く相関しているものがあった。次のような指標だ。・・・・・」
この文章を読めるだけで、この本は非常に価値があると思います。
何を見て投資すべきなのか、論理的裏付けを持った指標が確認できます。
その辺の日本人の書いた本よりも、こちらを読むことをオススメいたします。