企業の価値を考えるうえで、前提となるのが将来に渡って株主のために幾らのキャッシュを生み出すか、に尽きます。では、ある会社がキャッシュCだけを毎年創出するとして、その会社の生み出すキャッシュの現在価値を計算してみましょう。その会社のオーナーは年率r%を前提に運用しているとすると、そのオーナーから見た価値は以下の図の通りとなります。

非常に簡単ですが、答えはC/rとなります。一般的にrは割引率といわれ、投資家が期待する年率を表します。そして、その数字はおおむね株式市場では5~10%程度です。次はこの生み出さるキャッシュCが年率g%だけ成長してゆくモデルを考えてゆきましょう。そして、最後に会社の保有する事業以外の財産価値をざっくり割り出し、その二つを足し合わせて、会社の企業価値がだしてゆきましょう。今日はこの辺でさようなら。