もしかしたら、今日の記事は有料記事なのかもしれません。
非常に大事なことを書いてみます。
初心者にとって、何を予想してトレードをすればよいのか?という概念は非常に重要だと思います。
今日はよくある概念と、その難易度について個人的見解を書いてゆこうと思います。

これを具体化して課題に取り組めば、一歩成長することは間違いないと思います。

上がる株を予測する

株を初める前、後にかかわらず、何の銘柄が上がるのか?というのは一般的な問いかけでしょう。
特に昭和のおじさんと株の話をすると、必ずどんな銘柄があがるのか?と聞かれます。

これに対しては私としては、個別株の上げ下げは①全体のインデックスの上げ下げ+②個別株業績+③投信類の資金流入でほとんどが決まると思っているので、運しだいでしょ、と言いたいですね。
バリュー効果・小型株効果などを取り入れるためには数が必要で、数個だけのポートフォリオだと運要素が強くなり、リターンも運しだいとなりがちです。

なんにせよ、個別株投資は運次第というイメージに近いでしょう。
ある程度財務分析をすれば、ギャンブルではなくなりますが、それでも運の要素は強いです。
ファイナンス論文を読めば読むほど、そのイメージが強くなります。

株価を予測する

もっとも高難易度な問題設定。
将来、何円あがるかを予測するというのは、ほぼ不可能ではないでしょうか。
そのため、オプションの単体買いについては、この要素が強く、あまり儲かるイメージはありません。

株価の上げ下げだけを予測する

上の2つの問題設定よりは難易度が下がります。
これを直感(or チャート)で予測する人がいるのですが、超能力者とやっていることは変わりありません。ある程度、データに基づいた分析でなければ、上げ下げを51%以上で予測することは不可能と思っているので。

ただし、これを51%以上の確率を当てることができれば、金持ちの切符を手にしたと同等です。
あとは数をこなせばよいだけですから。

相対的に上昇するか予測する

更に難易度が下がります。単なる上げ下げを予測するよりも、その予測対象が周りより上がるかどうか・価格が下げにくいかを予測することは難易度が急激に下がってきます。
特に短期間であれはあるほど、予測しやすいと私は思っています。

わざわざ、上で述べた難しい問題設定で、戦うより、優しい問題設定で戦う方が、明らかに有利です。

個人投資家は問題設定をプロと違って変更できることが有利であるポイントです。

ボラティティーを予測する

これは、自分はまだ試していませんが、ボラ予測については、結構な方が実施しており、成功している事例が多いです。価格予測なんぞより、はるかに難易度が低いと考えられます。
ボラ予測ができれば、オプションで戦略を組めば勝てます。
ボラティリティーが高くなると判断すれば、ロングストラドル、ロングストラングルで攻め、ボラティリティーが低いと予測すれば、ショートストラングル・ロングコンドル等で攻めるということができます。

世界経済が成長するのか予測する

もっとも簡単な問題設定かと。
長期投資・インデックス投資とはこの問題設定にかけているのです。
更には各国の人口予測もほぼ確実に当てることができます。
国単位では難易度は上がりますが、世界単位では優しいと言えます。

もっと切り口を変えた問題設定で、より簡単な課題にすることでトレード難易度は低くなってくると考えられます。自分が一体どの問題設定で戦っているのか、今一度考えてみてはどうでしょうか。