仮想通貨の自動売買を始めて3か月を過ぎましたが、感じている違いについて今日は書いてみようと思います。

元々、株で自動売買をしていましたが、仮想通貨で自動売買を始めてしまうと、仮想通貨は簡単すぎてもう、戻ることが出来ないほど環境は異なることに気付きました。

管理するストレスは天と地の程異なります。

規制もあるのでしょうけど、日本の証券会社にはもう少し頑張って欲しいと感じる今日この頃であります。

株はWindows環境が必要

私の知る限り、株の自動売買にはWINDOWS環境が必須です。
楽天証券の楽天MS2でもauカブドットコム証券のKabuステーションでもインストールにWindowsが必要で、逆に言えば上記のソフトウェアをインストールしないと自動売買環境は構築できません。

更には楽天証券の場合はEXCELで楽天RSSを起動させる必要があります。

仮想通貨ではどこかにクラウドサービス借りて、PYTHONのコードをおいておけばそれでOK。

株では自前のWindows環境を用意し、複数のアプリケーションを何らかの方法で起動させ、ログインし、更に取引コードを実行してゆく必要があります。
私はPythonを介して証券会社のソフトとエクセルを動かしていましたが、感覚的には最低でも100回に1回はエラーが発生します。
最近ではPythonがExcel操作中にWindowsのカレンダーが急にアクティブになり、機能しなくなったりしました。
また、Windows UPDATEにも気を配る必要があります。

一方で、スクレイピングで情報を入手している場合はPythonのchrome driverの更新に気を使う必要があり、自動更新を仕込んでいても時々不一致が生じます。

あと、SBI証券等で証券口座ページからseleniumを使って取引している人は尊敬を超えた苦労をしていると正直感じています。

いずれにしても、株の場合はある程度監視が必要です。

仮想通貨はAPIでの取引が発展している

仮想通貨の各取引業者はAPIでの取引をできるようにしております。しかも何の専用アプリケーションを介さずに。株ではauカブドットコム証券がAPIに対応しておりますが、基本的にはkabuステーションというアプリケーションを立ち上げておく必要があるので、このせいで制限が一気にかかります。

Windowsを必要とする、ということです。これは仮想通貨を一回経験すると物凄いしがらみです。

自動取引は圧倒的に仮想通貨です。

手数料は株の方か有利か

国内証券のほとんどにおいて信用取引手数料は無料です。
金利は2.8%ぐらいで、常に3倍レバレッジで取引していたとしても年利は8.4%。
つまりはこれ以上稼げば損をしません。

仮想通貨はちょっとややこしく、先物の場合FRという金利が変動制で加わり、手数料は成り行きで0.05%、指値で0.02%が相場でしょう。1日1回成り行きで往復すれば、年利で36.5%になるので、これはかなりでかいです。レバレッジ効かすともっとです。

仮想通貨は取引時間が長い

株は平日に6時間の取引、仮想通貨は365日24時間です。週に30時間と168時間なので、5倍以上の開きがあります。ただし、仮想通貨のボラは平日の13時近辺から急に低下します。参加者が減りますし、ボラの主役は米国時間です。主要指標発表の時はナイアガラなんてしょっちゅうですし。

株も朝9時からのスタート15分は一日のほとんどのボラが集中しますし、時間帯の癖はアセットそれぞれです。

なお、株にはスリッページの無い寄りと引けがありますが、仮想通貨にはそれがありません。常に取引があるので、スリッページには気を配る必要があります。

仮想通貨は24時間の取引があるので、エッジを握っているのであれば、それだけチャンスがあり、収益は株よりもはるかに上がってゆきます。

信頼性は株よ。圧倒的に。

先日FTXJPはつぶれました。まだ資金は帰ってきておりません。
外資系というところもあったのですが、業界では世界2位であり脳死状態で信頼しきっておりました。よく考えれば年利8%のレンディングって怪しいですよね。

そんな事と比べれば日本の証券会社は安全でしょう。無理のある商品も売っていませんし。

税金は株

株は20%の税金です。分離課税で。
ようするにいくら稼いでも20%で、本業と関係ありません。

一方、仮想通貨は総合課税となり、累進課税となるので最大50%。
そこそこだったら23%?ぐらい。それでも確定申告必要で面倒です。

夢は仮想通貨。それは圧倒的。

仮想通貨は難易度が株よりも低いと思っています。
決算もないし、インデックス入れ替えも無ければ、自社株買いもなく、配当落ちもありません。
個人的な経験ですが、株よりもエッジは非常に見つけやすいです。

これは憶測ですが、参加者に第一線のプロが株よりも少なく、歪みが大きいため、このようなことになっていると思われます。

株はそれなりにストーリーを作って分析するとエッジは見つかりますが、工夫しないとそれにより利益がとれなかったりしますし、結構凄い!と思ったエッジは急になくなったりします。

仮想通貨はエッジをいったん見つけると、ボラも大きく、取引時間も長いので、階段の上り方は株とは全く異なると考えます。

とはいえ、今は仮想通貨の冬。動きがすごく小さいです。

何が最適解かはわかりませんが、少なくとも仮想通貨と株の自動売買は二本立てしておくことが最もリスクヘッジなのかと思います。

先は読めない、だからタマゴは複数のカゴにもっておくのです。

最後に

そういえば、株のシステム停止中だったので、新年は再稼働させます。。。
そろそろ、今年の振り返るをすることにしましょうか。
次回はそんな内容になりそうです。

※最近はこいつでコーヒーをいれている。おいしい。