不祥事を起こして株価が下がった株はその後問題が発生しなければ、相当なリターンとなります。
当たり前かもしれませんが、みんな不安の中で買う人が少ないので、そうなります。
過去に例を挙げると、
雪印(メグミルク)
三菱自動車
オリンパス
などなど、です。

代表例としてオリンパスを見てみましょう。


この事件は内部告発を行おうとしたウッドフォード元社長が急遽取締役会で解任され、その後、内容が明るみになり、会社の損失隠しが明るみに出た事件です。簡単に言うと、他社の買収の際に水増しした金額をオリンパス自体が支払い、その水増しした金を使って損失を隠していました。いわゆる「飛ばし」というやつです。

当時、2011年11月に社長解任、上期中間決算を11月14日に提出できないことが決定し、株価は元々下がっていたところに追い打ちをかけます。12月14日に提出できなければ、上場廃止という状況になるため、投資家の不安を買って、最終的には上の通り、156円まで下げます。

その時にピンポイントで買えることは無いにしても、その周辺で株を拾ったとすると、現在は2200円ですので、もはや10倍株を超えた存在になっています。

整理すると、以下の通りかと。

・上場廃止が見えると、極端に安くなる。

・上場廃止が現実的には無いであろうと考えらる時、買いと判断できる。

・延期した決算が発表されてからでも遅くはない。

オリンパスは内視鏡等でも圧倒的な存在ですので、会社自体は良い会社です。
すなわちは、このような会社が本来のビジネスと関係ないところで、不祥事を起こした場合、買いということです。

次に不祥事が起きた会社出てきたときには虎視眈々と狙ってみてください。

投稿者

SHIN

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