いやぁ、株価が下がってますね。

一時は3万円を超えたN225ですが、最近はさえてません。

2021年8月13日の段階で、2万7千円台。

おそらくは皆さんの持株もピークから1割くらいは価格が目減りしているのではないでしょうか。

ちなみに、株価を当てれる人はこの世に存在しません。
一秒先の株価でさえ、上下するか51%以上の精度で正解できる人は皆無でしょう。

ということはさらに中長期は予想できるのか?それも不可能でしょう。

世間の情勢を見ても明らかに不安定に包まれています。デルタ株猛威、ラムダ株の出現、テーパリング、アフガンの情勢、GAFA引き締め、中国企業の北米上場厳格化、SPACブーム、半導体不足等々、インパクトのあるものはたくさんあります。この中で私が最も注目しているのは中国企業の北米市場厳格化です。これにより、一時はアジアの金融都市の頂点から陥落すると思われた香港の地位は急回復しています。香港への新規上場の問い合わせが過去最高になっており、今後の最もお金を生み出すIPOは香港で行われることになるでしょう。ただし、デジタル巨大企業への引き締めは中国では加速しており、このけん制と成長が交錯しながら、どうなるのか全く読めないというのが今の感想です。

また、日本においても秋に自民党総裁選・衆議院選挙を控えています。ただし、こちらはゲームチェンジャーが不在なので、おそらくは何も変化が今のところあるとは思えません。現東京都知事の国政への電撃復帰が予想されることぐらいでしょうか。これもデルタ株対応により本当にできるかはわかりません。東京9区は誰が立候補するのか、よく見ておきましょう。おそらく、自民党からはこの選挙区に誰も立候補しないでしょう。

結局、予想しないのか!と言われるので、個人的な簡単シナリオを描いてみましょう。

一つ目はデルタ株の猛威による都市ロックダウンを予想します。東京は今、コロナ医療体制が崩壊しつつありますが、コロナ自体の感染症第5類に再分類は難しい状況にあります。感染症第5類であれば保健所の指導を待たずとして一般の病院でも治療可能になり、医療体制緩和になりますが、この段階に行くまでにはワクチンの普及と、コロナの治療法の一般普及が必要で、課題は多い状況です。すわなち、このデルタ株の山崩しが8月中にできなければ、日本版ロックダウン論が急激に加速してゆくでしょう。これにより株価は-2000円かと。

二つ目は9月末の自民党総裁選。現総理大臣の去就を問われる一大場面ですが、私の予想は新総裁の誕生です。現総理に関しては最近ミスが目立っており、おそらくは本人としては健康上の問題を含め、続投はしないのではないでしょうか。官房長官時代のキレがありません。今の日本の総理大臣はブラックの最高峰とも言えるポジションですので、高齢の現総理が続ける可能性は50%程度ではないかと思っています。次の総裁はワクチン担当大臣と予想します。新総裁となれば、支持率は一気に回復し、株価も急回復するでしょう。そこで+1500円。個人的には株価に対する政策に関しては現首相が優れていると思ってます。政策が規制撤廃系が多く、現行勢力に対し忖度が少ない印象です。

最後は衆議院選挙。自公過半数割れは無いと思っています。ネット上では、過激な意見も目立ちますが、ネットで意見している人は全体の0.01%程度ではないでしょうか。アクの強い意見が目立っているだけです。しかもゲームチェンジャーが不在というところが大きく、前回の衆院選で一夜城の如く立憲民主党を立ち上げた現党首など、バイタリティーの大きい人の動きは目立っていません。ただし、ここまでコロナで不満を高めた自公に関しては一定の不安もあり、選挙結果が出るまでは市場は安堵しないと思われます。そのため、自公過半数キープが決定すれば、次の日から30000円を目指す展開になろうかと思われます。

更に先は読めませんが、あえて注視するならば、中国のリセッションはいつなのか?といつも思っています。民間債務残高はGDP比でもかなり大きく、さらに拡大を続けています。いつ風船がはじけてもおかしくないと思っています。いまもなおその風船は膨らみ続けています。中国にリセッションが訪れると、中国一本足打法の韓国も危うくなります。

とは言え、きっかけは何時もアメリカから、なのでしょう。

上のシナリオが一つでも当たれば、褒めていただけると幸いです。
では。