最近株価が急落しています。

恐怖指数と呼ばれるVIXの値は急上昇し、28を一瞬超えてきました。

この記事を書いている12月1日現在では23.53まで落ち、なんやら一旦落ち着きを取り戻しているように見えます。

経済関係報道では新たなコロナ変異株の影響と解説されていますが、私の見解は原油放出に起因した原油価格の急落によるインフレ後退が正しいのかと思っています。

基本的に原油価格は商品価格の中心にあり、様々な商品指数を見ても、原油ウエートが高いことは誰もが知る話です。
商品価格の下落により、インフレ後退、株価下落というところだと思っています。
インフレ耐性のある株式はインフレが後退すると同時に後退しやすい、違う言葉、違い視点だと商品需要が落ちる=経済停滞という意味でもあると思います。

さてはて、私としてはVIXが上がる局面は大好きです。
ボラティリティーが高まれば、変動が大きくなることによるアルファ増大が往々にして起きるからです。

鞘拡大など、色々な事象が起きやすく、ロング一辺倒のトレーダーは泣きをみるものの、ショートとロングを組み合わせる私のようなシステムトレーダーは今回の動きは大歓迎と思われます。

今回の下落がもう終わりかどうかは神のみぞ知るでしょうが、私の予測は再度下がるとみてます。
中国の不動産は過去に類を見ない状態であり、冬の本格化する欧州はロックダウンを強めるでしょう。
アメリカに関しても、感染拡大は止められるはずもなく、ワクチン未接種者による病床圧迫はさらに拡大し、再度機能不全になるのではと予測しています。

原油放出とした今回の下落トリガーがどれだけ市場を狂わせたのかは2か月後にわかると思い
ます。私の経験では政府の市場への介入はろくな事が無いですので、今回は長期下落のトリガーじゃないのかな?と思っています。

買うなら、もう少し先なのかもしれませんね。
長期投資家の方はキャッシュを温存しておきましょう。