今週は色々とイベントがありましたね。FOMC、アメリカ雇用統計、GAFAM決算など。

特にGAFAMの決算は明暗が分かれましたが、4勝1敗でG以外が良い決算でした。これはあまり驚きはなく、ビックテック一人勝ちの時代ですし、S&P500の90%はGAFAMが牽引しているので、株価との整合性も高いとも言えます。

また、FOMCでは色々な牽制の言葉が出ましたが、今年の利下げを否定するようなことはなく、年半ばの利下げは確度が以前として高い状況にあると思われます。

ただし雇用統計は意外でした。
予想を超える雇用数を記録しており、前月から大きな上昇幅となりました。
一説では、物価上昇から求職者数が増え、労働参加率が増えているとの見方です。

下の図にもあるように離職者数は減少しているので、この見方も整合性が取れるように感じられます。

また、一方で昨年2月からのフルタイムとパートタイム労働者の増減は以下のとおりです。

以上から、雇用統計はいい数字が出ているものの、フルタイムの労働者は減っていて、着実に景気のシュリンクは進んでいると見て良いと個人的には思っています。

お隣の国ではEVバブルが終わり、そしてサムスンの大赤字、恒大の精算など聞こえてきますが、これは日本国の為替価値の低下による近隣国窮乏化の現象が出ていると解釈しています。

すなわちはアメリカではビックテックが一人勝ち、アジアにおいては為替価値低下によって、日本の輸出企業の好決算の裏側に近隣国窮乏化が進んでいるというのが、私の見方です。

金利と株価はどうなったのか?

まずは金利ですが、1月26日(金)を境に1月29日(月)から低下してゆきましたが、 FOMCの順当な結果を受けて、低下は加速して進んでゆきましたが、昨日の雇用統計の結果を見て、一気にリバウンドしました。この為、長期的には金利は低下はすると思われるものの短期的には金利は上下しながら、現状維持なのかと思って良いのかと思います。

次に株価。
GAFAMは4勝1敗の決算であったことから先週は最高値を更新し続ける結果に。
これ以上金利水準は上がらないという絶対的な自信と共に死角なしといった雰囲気なのかと。

俺の今後の見方

あくまで個人予想ですが、以下に書いておきます。

・米国株価のS&P500等のインデックスは今後も堅調に推移。でもそれはGAFAMの効果だけで後は知らん。TESLAはボコボコだし、住宅などはコスト高でどうなることやら。

・日本株は米国インデックスが死なない限り、円安のおかげで市中金利の曲がり角が来るであろう3月FOMCまでは最高値を更新してゆく気がする。

・アジアはやばい。日本の為替水準が低いせいで、近隣国窮乏化に巻き込まれた韓国・中国はもう少し下がると思われる。下げ止まってもリバウンドはまだ先。

・金利低下が顕著に見えてくるのは6月利下げのシナリオが強まった時。その時は仮想通貨買いまくったらええんちゃうか。

・コントラリアンは中国株買っとけばどうやろか。

当たるか知りませんが、半年後復習してみましょう。