今日はTotal Market Cap and US GDPという通称バフェット指標について紹介します。マーケットの過熱感を表す指標で、非常に説明がわかりやすいのが特徴です。

まず、下の図はアメリカのGDPと株式市場時価総額のトータルです。
緑がGDP、青が株式市場時価総額です。

普通に考えれば、株式時価総額はGDPの上下を推移するはずですが、
今は物凄く飛びぬけた状況にあります。
ようするにGDPと株式時価総額が大きく剥離している状態なのです。
実体経済を株式市場が表していないとも考えられます。


そしてさらに下の図は株式時価総額/GDPをグラフにしたものです。

これが有名なバフェット指標というものです。
今は175%を超え、歴史上まれにみる数字になっています。
正直ここで、全株売れる人は天才中の天才なのかと思ってしまいますが、上昇相場の頂点とはだれにもわからないものです。さらに天辺はあるのかもしれません。

僕の株の売り方のお勧めは、頂点から₋ⅹ%下がったところで売るというトレーリングストップか、動きが相反するアセットとのリバランス、のどちらかです。

誰にも先はわかりませんが、今の状況は歴史上最も株価がGDPに対して高いということを認識しておいてください。