株式売買で、重要なテクニックがあるとすれば、逆指値と答えます。
こちらはエビデンス的なものもありますので、有効に使ってもらえると非常に精神的な影響を補完してくれます。

逆指値注文とは

逆指値注文とは以下の条件で注文することを指します。
・***円以下になれば売る
・***円以上になれば買う
この***円を指定し、注文をかけることを逆指値注文と言います。

下はauカブコム証券の画面です。

上に説明した通り、変動する株価に対し、価格条件付きで売買をすることが逆指値注文と言います。
自分の想定したストーリー(株価)になれば取引することが可能になります。

どのような状況で使うか

・塩漬けしていた株が上がってきた。利益も出ている。しかし、これからも上がるかもしれない。だから、もう損はしたくないので、***円をもし下回ったら売ろう。
・買った株が2倍以上に急騰した。でもまだまだ上がるかもしれない。だから2倍は確保した***円を下回ったら売ろう。
・買った株がどんどん下がっている。でも反転するかもしれない。ただ、区切りはつけたい。だから、***円を下回ったら売ろう。

上記状況の中、もし逆指値を使わなかったら、***円になった時に、決断ができない状況になるかもしれません。そのために、事前に設定しておくことで、決断を下せるようになります。
おそらくは、この注文方法は人間の行動心理を上手く反映しており、人間は***円が来たときに気変わりするものなのです。
とくに下がっているときは、もしかしたら明日上がるかもしれない、などと根拠もなく考えるものです。
事前に冷静な時間に決めた売買決断は意外と合理的でもあるのです。
相場が動いている場中では冷静な判断は、なかなか下せないのが人間というものだと、私は理解しています。

トレーリングストップ

逆指値の発展版でもある、トレーリングストップも紹介しておきます。
トレーリングストップとは上昇している株を売る技術の一つで、下図のように高値からある一定額下げたら売るという手法です。

上のように、ある一定の逆指値ラインを保持しておくことで、高値を更新してゆく状況についてゆくことができます。2倍になったら売り、と推奨している人も見かけますが、私はまずはトレーリングストップを使ってみて欲しいと思います。
なお、通常の証券会社であれば、この方法は手動で逆指値ラインを変更しなければなりませんが、auカブコム証券であれば、自動で実施してくれます。下がau株証券の画面です。

auカブコム証券は若干手数料が高いですが、このような機能を実装していることから非常に便利です。機能が充実しているからこそ、コストが高いのですが、巨額を動かすときには結局利益や損失低減するためには安いのかもしれません。

逆指値を使う人の損益(エビデンス)

このような機能を多く取り入れているauカブコム証券を使っている人たちのトレード成績がauカブコム証券で紹介されています。
一部抜粋しますが、auカブコム証券を使っている人たちは好成績です。
下は信用評価損益率と言って、信用取引で取引してされている株の損益状況を表した数字です。

出典;auカブコム証券

赤が、auカブコム証券を使っている人達で、オレンジが市場の平均です。
(※なお、信用評価損益率は常にマイナスになります。それは信用取引は期限付きの取引なので、利益が出ていると決済する人が多く、利益が出ている信用取引の株が清算されてカウントから消え、損が出ている信用取引の株が多くカウントされるからです。)

auカブコム証券を使っている人たちの圧勝です。おおむね10ポイントは引き離しています。
取引機能を多く有するauカブコム証券の有効性が示されていると思われるエビデンスだと考えて良いと思います。

私は、取引頻度が多い人ほど、auカブコム証券を使って欲しいと思っています。
ただ、私はこのような機能は自分のプログラムで実装しているので、コストの安い証券会社を選んでいます。すいません。