今日の記事の結論は女性の方が投資に向いている、ということです。

投資において、自信過剰はマイナスの要因を持つことは10月4日の記事で書きました。
なんとなく、自信過剰で感じるのが、男性の方が自信過剰な人が多いということです。
日常生活で感じるのは男性の方が自慢話や、武勇伝を語ることが多く、自分を大きく見せる傾向にある気がします。
では、自信過剰の度合いは男女でどれほど違うのでしょうか。
投資の分野では調査が行われており、売買の頻度でその差を見ています。

下のグラフは売買回転率といって、投資資金に対してどれだけ売買したかを男女を独身・既婚で分けて調査しています。

出典;最新 行動ファイナンス入門

男性は自己判断に自信を持っており、投資判断に自信を持っているからこそ売買を頻繁にします。独身男性が10ポイント以上も既婚男性よりも売買頻度が高いのはリスクを取れるからなのか、自信が高いのかはわかりませんが、男性を一人にしておいて良いことはなさそうです。

また、売買頻度と投資成績については以下のデータがありました。

出典;The Common Stock Investment Performance of Individual Investors

上の黒のバーがリターンでグレーが売買頻度を表します。売買頻度が高いほど、黒のバーが低くなっており、売買頻度は見事にリターンを押し下げます。グループ5の結果はひどいものです。売買頻度が高ければ手数料が取られ、更には利益確定であれば、税金の支払いは必要となります。リターンが下がるのは当たり前の話かと思われます。

つまりはポイントは以下です。

①売買頻度の高い独身男性よりも、既婚・未婚問わず女性の方が売買頻度が低い。

②売買頻度が低いほどリターンが高くなりやすい。

つまりは女性は男性よりも売買頻度が低く、儲かりやすい、投資に向いているという結果となりました。

なお、このデータを調べて思ったことは、FX取引業者なら、独身男性を客として選んだ方が儲かるだろうということです。独身男性はターゲットにならないように気を付けましょう。

投稿者

SHIN

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